テレビで「おくりびと」を放映してました。
見ました。
故人を棺に納める納棺師になりゆきでなってしまった男性が
その職業の持つ奥深さにのめり込んでいき
真摯に仕事に打ち込む姿の美しさで誤解や偏見が溶けていく様を描いている。
死というタブーに正面から挑んだこの作品は
静謐な時間と所作の美しさが圧倒的です。
死者に対する思いやりと遺族に対する思いやり。
作法や様式というものはときとして
そのルールを守ることが何より大事なようになってしまいがちであるけれど
本作品を貫いて感じるのは,
様式や作法は思いやりや敬意の一つの現れに過ぎないということ。
色々考えさせられました。