これからの「正義」の話をしよう

これからの「正義」の話をしよう

マイケル・サンデル

読み終わりました。

かなりのベストセラーなだけに読みやすい本かと思ったら

けっこう骨太。

質,量ともに見た目の割に重めでした。

思ったより時間かかっちゃいました。

やっぱカントの哲学あたりの記載が

わかりにくいよね。

カントの考えが厳しすぎるっていうか

人の思考を切り分けて,

僕らがなかなか切り分けられないところを切り分けて

分析していくもんだから仕方ない。

分かりにくいのはサンデル先生のせいではない。

そしてカントの哲学などの考察を経て

サンデル先生は僕らに一つの指針を示してくれる。

読み終わって

なんだよ,結局答えなんてないじゃん

と思う人もいるかもしれないけど

違うね。

答えが書いてある本じゃないんだよ。

自分なりに考え抜いて答えを見つけようとする姿勢が身につくんだ。

僕はこの本から

これから生きていく上でぶつかるかもしれない

答えの出ない難問に立ち向かう力

「正義」についての

自分なりの考え方を得ることが出来たと思う。