2012-03-25 下町ロケット 池井戸潤さんの直木賞受賞作下町ロケットを読みました。非常に面白かったです。中小企業の製造メーカーを舞台にロケットバルブの新技術を巡る訴訟合戦,資金繰りに奔走する社員,経営方針を巡る社員との衝突,大企業への挑戦,夢とロマン,理想と現実,様々な要素が念入りに,しかしながら決して深入りすることなく読みやすさに配慮した形でバランスよく取り入れられていて広く一般人が楽しめる一級品の小説です。一気に読んじゃいました。念のためですが作者はスピードワゴンの井戸田潤ではありません。本屋でこの本を最初に見かけたとき彼の本だと誤解したのは僕だけじゃないはず。なんとなくぱっと見の字が似ているんですよね。