囲碁

僕の趣味の一つに囲碁っていうのがあります。

昔,一時期面白いなと思ってパソコンのゲームをやっていただけで

最近はさっぱりやってないんですが。

しかもリアルな人間と打ったのは両手で数えられるくらいじゃないかな。

きっかけなんですが

もともと将棋を小さい頃やっていたんです。

小学校低学年くらいまで親や兄と休日はよくやりました。

もちろん何段とかそういうレベルではないのですが

将棋は分かるようになりました。

テレビとかで対局見てても解説者のいうことがだいたい分かる。

祖父の家に碁盤もあったんで囲碁も大まかなにルールは知っていたんです。

ただ打つ相手がいなかった。

6年くらい前にパソコン買ったとき

何かゲームを入れようと思って2000円くらいで囲碁を見つけて

それでしばらくちょっとやるようになったんです。

ただ,パソコンの性能の問題か,プログラムがこなれてれないのか,

パソコンの一手が2,3分くらいかかるときもあって

すっごく暇なときしか出来なかったんですよ。

最近のパソコンだと数秒で打ってくると思うけどね。

で,囲碁をやる環境はパソコンという形で手に入れて

何ヶ月かぽつぽつやってテレビとかもたまに見るようになったんです。

そうすると奥が深いなって思ったんですよね。

なにしろ詰め碁っていう完全にロジカルにいける世界もあるんですけど

囲碁ってずいぶん感覚的なんです。

もちろんルールに基づいて行うゲームで交互に人間が一手ずつ打って

一応,偶然の要素は入り込まない。
(でも裁判例では囲碁は当事者の技量のみで勝敗が決するものではないから賭博だっていうんだよね,確か。)

ただ考え得る選択肢が天文学的数字ほどあるせいか局所的にはロジカルに考えきることができるんだけど

大局的には詰め切れない。

それで飛び交う言葉は

厚いとか薄いとか地がどうとか模様がどうとか。

そんなわけで解説者のいうこともよく分からない,

もっというと解説者自身も対局の行く末を予想しきれてないことも多くて

分からないとかどうなんでしょうを連発する,

そんな世界なんです。

誤解をおそれずに皆さんの身近なことでいうと

サッカーのフォーメーション談義に近いかな

中盤を厚くするとここが手薄とか。

でね,

未ださっぱり分からないんです,囲碁が。

すごく難しい。

きっと僕はそこそこ分かるってところに到達することもできないんじゃないかな。

そこが果てしなくて面白い。