## 訴状 起訴状 ##

訴えを起こすときに裁判所に提出する書面を「訴状」といい,訴えた方を「原告」,訴えられた方を「被告」といいます。
原告についた弁護士を「原告代理人」,被告についた弁護士を「被告代理人」と呼びます。

検察官が被疑者の刑事処分を求めて裁判所に提出する書面を「起訴状」といい,被疑者は以後「被告人」と呼ばれます。
被疑者,被告人につく弁護士を「弁護人」といいます。

民事で訴えられた方の中には被告と呼ばれることにすごく抵抗感が持つ方もいます。
被告人=悪人のイメージが強く,刑事事件の被告人と民事事件の被告が似ているからなんでしょうね。
たまにテレビ番組で被告人のこと被告って誤用していることも混乱に拍車をかけています・・・。

裁判では原告が勝つこともあるし,被告が勝つこともある。
「被告」といっても記号のようなものに過ぎないのですが気になる人は気にします。
相撲のように東と西に,ボクシングのように青と赤にした方が良かったかもしれませんね。

(2013年3月10日掲載記事に加筆修正)