## マルチタスク ##

弁護士に求められる能力の一つにマルチタスクがあります。
弁護士は通常何十件もの事件を抱え,そのうちの数件を細切れの時間で処理しています。
交通事故の訴状を書いている最中に裁判所からの電話に対応したり,警察に接見に行って事務所に戻るなり,新規の法律相談をしたり,かと思えば顧問先から契約書のチェックを頼まれてそれを読みながら,会務(弁護士会の仕事(無償奉仕です。))の準備をしたり・・・。
そんなわけで,物事を同時並行で作業できない人は弁護士には向いていないと思います。ここら辺,料理で数品作るときの段取りができるかどうかと少し似ています。
こんなこと言ってますが僕も急ぎの仕事が殺到するとよく頭がパンクしそうになります。思考が中断されると書面の筋立てを忘れてしまいますし。
弁護士を上手に使いこなすためには弁護士業務のこのような特性を知っておくといいかもしれません。