## および,並びに ##
法律の条文は厳密なルールに基づいて作られています。
AおよびB並びにC
A,BおよびC
A,B並びにC
の最初の2つは意味が違うし,3つめは誤りとされます。
違いを解説するとこんな感じでしょうか。
(AとB)とC
AとBとC
「およびに」を使わない文章で「並びに」を使ってはいけない。
「または」,「若しくは」,についても同じようなルールがあります。
普段はそこまで意識することのない使い分けでうっかりすることもあるのですが法律を読む基本だったりします。
このルールを上手に使うことで1つの条文に短くたくさんの内容を盛り込めるようになります。
ただ,やりすぎると読み解くのが困難になってしまうことも多く,解読作業がパズルを解くようになるものもあります。
バラバラに5つくらいの条文に分けて欲しいなと思ったりします。
(2014.5.2)