進撃の巨人

進撃の巨人(4) (講談社コミックス)

進撃の巨人(4) (講談社コミックス)

進撃の巨人」なる漫画を読みました。

このマンガがすごい!2011オトコ編第1位

という帯の記載や同僚の口コミで買ってみたんです。

これはなかなかすごいマンガですよ。

絵はかなり荒くて読みづらいのですが

舞台設定が細かく,荒唐無稽なストーリーにリアリティを与えていること,

圧倒的な巨人の力の前に無力感・絶望感が募る状況が

すごく緊迫感を持って伝わってくること,

伏線と謎がいくつかあって先を楽しみに読者をぐいぐいと引き込む勢いがあること

命の重さ,あっけなさの表現が巧みなことに感心しました。

まだまだ先が長そうなのですが

追いかけていきたいと思います。



ストーリーがかなり斬新なんでネタばれがない範囲で一応紹介しておくと

うまく説明することは不可能ですが・・・こんな感じかな。

基本的な文明度は20世紀初頭程度の世界が舞台。

そこでは人類は高さ50mの壁で囲まれた地域に暮らしている。

100年前,突如出現した巨人たちの進入を防ぐための城壁である。

巨人の生態の詳細は未だ不明だが,

身長は3mから15m程度で一見人間に近い外観だが,

ほとんど知性がないこと,

生殖器が外見上存在せず繁殖方法も不明,

後頭部延髄付近に深刻なダメージを受けない限り

仮に頭部を失っても再生すること,

そして,

「人間を食する習性があること」

が明らかになっている。

巨人1体を倒すのに熟練した兵士30人が命を失うとされ

人類はこの巨人の出現によりその大半が死滅したが,

壁を築くことによりこの100年平穏な生活を取り戻していた。

しかし,

5年前,知性を備える50mを超える超大型巨人が出現。

最外部の壁が破壊され,人類は大きく領土と人口を失った。

主人公の少年たちは5年前の巨人の進入の際,

最愛の母を目の前で巨人に食い殺されてしまう。

5年経ち,

少年たちは巨人と戦うべく兵士としての訓練を受けていた。

人類に残された壁はあと2つ。

再び攻勢を強める巨人たちと始まる絶望的な戦い。

あっけなく捕食されていく仲間たち,少年自身も命を失いかけるが・・・。

みたいな感じですかね。